鋼の錬金術師というマンガがある。(2度にわたっつてアニメ化)
錬金術という特殊能力を持つ主人公たちとホムンクルスという人造人間たちの戦いを描いたマンガだ。
少年マンガなのだが、作者は実は女性らしい。
このマンガに登場する敵キャラクターのホムンクルスは7人いるが、キリスト教の七つの大罪から着想を得ている。
七つの大罪は、正確には人間を罪に導く可能性のあるものを指しているらしい。
以下、その七つを列挙していくと・・・
⒈ 傲慢(プライド)
⒉ 強欲(グリード)
⒊ 嫉妬(エンビー)
⒋ 憤怒(ラース)
⒌ 色欲(ラスト)
⒍ 暴食(グルトニー)
⒎ 怠惰(スロース)
ハガレンのホムンクルス以外にも、昔から悪魔と七つの大罪の関連付けがされていた。
ところで昨年10月に増税された消費税は消費に対する罰金なんて言い方をされる。
七つの大罪と消費税を強引に関連付けてみようと思う。
① 傲慢のための消費
これはありそうだ。見栄で購入する高価なものが相当しそうである。
② 強欲のための消費
これも昔から普通にあるだろう。例えば将来値上がりしそうなモノを買い占めて、値段があがったときに売却して暴利を得るってとこかな。
③ 嫉妬のための消費
自分自身は欲しくないのに、激しく嫉妬する者が欲しいモノを手に入らなくするよう妨害するために自ら購入に至る、なんてストーリーはありそうだ。
④ 憤怒のための消費
怒りにまかせて衝動買いかな?
⑤ 色欲による消費
わざわざ説明するまでもない。
⑥ 暴食による消費
美味しいものも食べ過ぎれば毒になってしまう?
⑦ 怠惰のための消費
便利グッズの使い過ぎは人間を劣化させそうである。
七つの大罪に該当する消費に対する消費税は確かに罰金の性質をもっていそうだ。
現在のコロナ騒動で、苦境に立たされている個人や企業に給付金や持続化給付金の支給が始まっている。
私が思うのは、今回は国民がもらえる番だが、近い将来に増税という形でブーメランのように我々に返ってくるのではないかということだ。
具体的には消費税の更なる増税である。(可能性は極めて高い)
そこで私は国家のお財布を握る財務省様に提言したい。
課税技術上の問題はひとまず置いておいて、消費増税は非道徳的な消費に対して実施するのである。
同時に、鎌倉時代の北条一族の政権のように、質実剛健を旨とする国家運営を行い財政健全化を目指すのだ。(この政権だから国難「蒙古襲来」を乗り越えることができた)
ただ増税しますでは共感は得られないだろうから、国の理念をみんなに示すのである。
最初に税金ではなく、理念や理想に伴う税金が好ましいんじゃないかねぇ。